三ツ石神社の鬼の手
三ッ石と鬼の手形
伝説によると昔この地方に羅刹
という鬼が住んでいて付近の住民を
なやまし旅人をおどしていました。
そこで人々は三ツ石の神にお祈りをして鬼を捕えてもらい
境内にある巨大な三ツ石に縛りつけました。 鬼は二度と悪さをしないし、
又二度とこの地方にはやってこないことを誓ったので約束のしるしとして
三ツ石に手形を押させて逃がしてやりました。
この岩に手形を押したことが「岩手」の県名の起源といわれ、
又鬼が再びこないことを誓ったので この地方を
「不来方」と
呼ぶようになったと伝えられています。
鬼の退散を喜んだ住民達は幾日も幾日も踊り、
神さまに感謝のまごころを捧げました。この踊りが
「さんさ踊り」の起源といわれています。