芭蕉句碑を求めて(芭蕉誕生の地:伊賀上野)
![(芭蕉誕生の地:伊賀上野)](IMG_5753.jpg)
元禄7年から毎年芭蕉の命日である10月12日に、「しぐれ忌」が催されてきたが、
昭和22年より芭蕉祭として発足、今年で(2014)で68回を数える。セレモニーをはじめ、全国俳句大会や芭蕉翁遺跡参観
など、伊賀上野にふさわしい、文化薫る歴史のまちの風物詩となっている。
また、今年は、芭蕉翁誕生370年になるため、非常に賑いを感じさせられる。
元禄7年7月10日、兄の半左衛門の招きにより菩提寺の愛染院において営まれた
盆会に参列した時の吟。
”家はみな杖にしら髪の墓参り” 元禄7年51歳の作
(いへはみな つゑにしらがの はかまゐり)
久しぶりで一家そろって墓参りをするが、
みな年老いて杖をつき白髪頭となっているよと、
老いの考えをのべた句です。
”数ならぬ身となおもひそ玉祭り”
(かずならぬ みとなおもひそ たままつり)
前書きに「尼寿貞が身まかりけるとききて」とあるように、尼寿貞が
旅の留守中に没したという訃報に接したので、前句に見える盆会と
同時に、ひそやかな追悼の法要が営まれた時の吟。
薄倖な寿貞尼の霊を慰めるように、数ならぬわが身とは決して思うなどうか
私の心からの手向けを受けてくれよ、と亡魂に呼びかける芭蕉の心情には、
他の計り知れぬものがあります。 (パンフレットより抜粋)
Map−Code#131 646 742
大きな地図で見る
”古里や臍のをに泣としのくれ”
(ふるさとや へそのをになく としのくれ)
”冬籠りまたよりそはん此はしら”
(ふゆごもり またよりそはん このはしら)
#131 646 767
大きな地図で見る
”まゆはきを俤にして紅の花”
(まゆはきを おもかげにして べにのはな)
#131 646 840
大きな地図で見る
”升かふて分別かわる月見かな”
(ますかふて ふんべつかわる つきみかな)
”自然 注目従天謂道 従道謂自然矣”
(じねん 注曰従天謂道従道謂自然矣)
#132 645 777
大きな地図で見る
”やまざとはまんざい遅し梅花”
(やまざとは まんざいおそし うめのはな)
#131 675 029
大きな地図で見る
”さまざまの事おもひ出す桜哉”
(さまざまの ことおもいだす さくらかな)
#131675 051
大きな地図で見る
”みのむしのねを聞にこよくさの庵”
(みのむしの ねをききにこよ くさのいほ)
#131 616 757
大きな地図で見る
”草いろいろおのおの花の手柄かな”
(くさいろいろ おのおのはなの てがらかな)
#131 646 639
大きな地図で見る
”初さくら折りしもけふはよき日なり”
(はつさくら をりしもけふは よきひなり)
#131 646 518
大きな地図で見る
”草臥て 宿かる比や 藤の花”
(くたびれて やどかるころや ふじのはな)
#131 645 601
大きな地図で見る